『千載和歌集』注釈
『千載和歌集』とは?
藤原俊成の編纂した第七番目の勅撰和歌集。 平安時代末期の文治三年(1187)に後白河院に奏上する。写本は、龍門文庫本が鎌倉時代末期と書写年代が最も古いが、 誤脱が147箇所と多い。陽明文庫本が信頼できる本文とされ、注釈書の底本に用いられていないので、 陽明文庫本を底本とした。本文研究は、俊成自筆の『古来風体抄』と、『千載和歌集』断簡の日野切を参照するべきであろう。
巻第一 春歌上
『千載和歌集』2番歌・5番歌 源国信の歌「みむろ山…」、藤原顕綱の歌「春たてば…」
『千載和歌集』3番歌・4番歌 待賢門院堀河の歌「雪ふかき…」、大江匡房の歌「みちたゆと…」
『千載和歌集』6番歌・7番歌 源隆国の歌「山ざとの…」、源俊頼の歌「けぶりかと…」
『千載和歌集』8番歌・9番歌 藤原兼実の歌「かすみしく…」、大江匡房の歌「わぎも子が…」
『千載和歌集』10・11番歌 藤原頼輔の歌「春くれば…」、藤原隆房の歌「みわたせば…」
『千載和歌集』12・13番歌 待賢門院堀河の歌「ときはなる…」、藤原通俊の歌「うらやまし…」
『千載和歌集』14番歌
源俊頼の歌「かすが野の…」
巻第六 冬歌
『千載和歌集』401・445番歌 藤原基俊の歌「霜さえて…」、源経信「朝戸あけて…」
『千載和歌集』403・404番歌 源定信の歌「をとにさへ…」、藤原俊成「まばらなる…」
『千載和歌集』442番歌 崇徳院の歌「つららゐて…」
『千載和歌集』443・444番歌 藤原俊成「月さゆる…」、藤原良経の歌「さゆる夜の…」
『千載和歌集』446・1220番歌 崇徳院の歌「夜をこめて…」、「ふる雪は…」
『千載和歌集』447番歌 藤原季通の歌「さえわたる…」
『千載和歌集』450番歌 覚性法親王の歌「たとへても…」
『千載和歌集』451・463番歌 藤原教長の歌「み山ぢは…」、西住法師の歌「こまのあとは…」
『千載和歌集』断簡 日野切 撰者の藤原俊成自筆である。一三九首を収録した。
『古来風体抄』所収の『千載和歌集』歌 藤原俊成自筆本で、『千載和歌集』の和歌を四十五首収める。
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