書陵部蔵桂宮本廿一代集・書陵部蔵十四冊本八代集・太山寺本・広島大学蔵零本・国学院大学蔵伝二条為世筆本
ほか所収(時雨亭文庫本・書陵部本に書入あり)
巻一 春上、五六の詞書のあと
(だいしらず) (前大納言公任)
一二一九 むめがえにふりつむ雪は年ごとにふたたびさける花とこそ思へ
書陵部蔵桂宮本廿一代集・書陵部蔵十四冊本八代集・京都大学蔵堀氏寄贈本ほか所収
巻十四 恋四、八二六のあと
つらかりける女に 平兼盛
一二二〇 難波がた汀のあしのおいのよにうらみてぞふる人の心を
静嘉堂文庫蔵甘露寺経元筆本・東京大学附属図書館蔵南葵文庫本・内閣文庫蔵本・
樋口芳麻呂氏蔵本など所収
巻十 哀傷、五三七のあと
(一条院の御時、皇后かくれたまひてのち、帳のかたびらのひもにむすびつけられたるふみをみつけたりければ、
うちにもご覧ぜさせよとおぼしがほに、うたみつかきつけられたりけるなかに)
一二二一 煙とも雲ともならぬ身なれども草葉の露をそれとながめよ
巻十七 雑三、巻頭九七一の前
つかさめしのねのひにあたりて侍けるに、按察更衣のつぼねより松をいだして侍けるを読み侍ける 清原元輔
一二二二 雪ふかきこしのしら山我なれやたがをしふるに春をしるらむ
つかさめしののち内裏に侍ける内侍のもとにつかはしける (清原元輔)
一二二三 心あてにをりしもあらばつたへなんさかで露けきさくらありきと
樋口芳麻呂氏蔵本 第三 夏、一七三のあと、書陵部蔵三十九冊本廿一代集所収 一七四のあと
天暦御時御屏風に、小家に卯花ある所をよめる 清原元輔
一二二四 今日と又後とわすれじ白妙の卯花さける宿とみつれば
樋口芳麻呂氏蔵本・書陵部蔵三十九冊本廿一代集・今井和行氏蔵本所収
巻十六 雑二、九〇六のあと
女のがりつかはしける よみ人しらず
一二二五 筏おろすそま山人をとひつれば此くれをこそよしといひつれ
八代集抄本所収 巻十九 雑五、一一五九のあと
使こざりけるさきにゆるされたりければ、返事 藤原義孝
一二二六 はなれてもかひこそなけれ青馬のとりつながれし我が身と思へば
京都大学附属図書館蔵小室三吉氏寄贈本・書陵部蔵鷹司城南館本・吉川家蔵八代集本・
鹿児島大学蔵玉里文庫宗仲庵写本所収
巻一 春上、二三のあと
天暦御時、為平親王北野に子日し侍けるに よみ人しらず
一二二七 いにしへのためしをきけば八千代まで命を野べの小松なりけり
国学院蔵伝定為法印筆本所収 巻一 春上、九のあと
池氷なほのこれりといふことを 大江嘉言
一二二八 むらむらにこほりのこれる池水にところどころの春や立つらん
久曾神昇氏蔵、巻二 春下、一六二のあと(時雨亭文庫本・書陵部本・陽明文庫本・彰考館文庫本に書入あり)
良暹法師の障子にかきつけ侍ける歌
一二二九 山里のかひも有るかな郭公今年ぞまたで初音ききつる